MINAMI MIYAJIMA

SQUARE ARTIST

1997年 大阪府大阪市うまれ、在住。

図と無機質が好き。大阪芸術大学を3ヶ月で中退。
その後現代アートを軸に、グラフィックデザインやイラストレーションなど多様に表現して生きている。 現在は四角形が密集している集合体の作品が代表作。
2020年2月頃SNSで1.2万件のいいねがつき、少し注目を浴びました。
2021年4月4日4:44pmから自身のギャラリー「JITSUZAISEI (実在性)」を設立。 クラウドファンディングを用いたことによって仲間と話題性を集めることに成功しました。 独学で美術を学んできた私視点による現代アートの話を大学で講義をしたり、さらにはセミナーイベントで登壇するなど、メディアへ露出する機会も増えてきています。


幼い頃から絵を書くことが好きでずっと描いていた。とくにアーティストになりたいわけでもなく、自分が自信を持って得意と言える分野が絵を描くことだったからずっと続けていた。
美術専攻の高校に入学しイラストを描いていたが、特に際立って絵が上手いわけではないことに気づき、なんとなく自信をなくし、楽しいから描いているだけという半分趣味的な気持ちでいた。
17歳のある時に人間不信になった。ネットの影響などで周りの同級生みんなが怖くなり、被害妄想を起こしたりして生きづらさを感じてしまった。そんな時に気づいたら不安の感情をぶつけるように、紙にペンで建物のような四角形をひたすら細かく緻密に描くようになっていた。なんでかわからないけれど、描いていたら落ち着くというか、頭が整理されていき冷静になれた。
高校２年生の冬、高校生対象の芸術祭に応募した。応募したはいいものの、前回参加した時に賞を取れなかったこともあり自信がなかった、そしてその時期はずっと建物のような四角形ばかり描いていたので、過去の感覚が鈍りどのように絵を描いたら良いのかわからなくなっていた。考えていても時間が無くなる一方で焦り、結局四角形を埋めつくした絵で挑むことにした。
結果発表の当日、あまり期待もせず自分の作品の前に向かった。驚いた。なんと賞を貰っていたのである。
悪い方の思い込みが強く、頑固な私にとって予想外の出来事だった。
自分は〝不安の気持ちをぶつけた建物のようなもの〟という解釈でしかなかったので、まさかこれが〝良いもの〟として見てくださる人が現れると思わなかった。
自分が良くないと思っていても、他者からすれば良いものなのかもしれない。その判断に正解はない。正解がないからこそ、思い込みで自分を責めたり、機会損失な行動をしてはいけないんだと気付かされた。
この自身の経験から、世の中の自信のない人々に、視野を広げた考えを持って欲しく思い、客観視というコンセプトで活動を開始する。 これが私のスクエアアーティストとしての始まりである。
アウトサイダーアーティストとしてやってきているので、同じ境遇の作家の気持ちがよくわかる。アウトサイダーというだけで、素人という目で見られたりやアマチュアに捉えられがちである。いい作品をつくる人は沢山いるのに評価がされづらい。
せっかくの面白い作品や表現を、向いてないからとか継続する資金が無いからという理由で潰してしまうのはもったいない。そんな人達にもっと売れて欲しく思い、ギャラリー「JITSUZAISEI」を設立。

▶︎ACTIVITY

2013：ティーンXジャポニズム展 / 2014：少女グラフィティ展 / 2015：ゆとりチューン / 2016：シナプスの掬び / 2017：シナプスのQ、C BOX vol.2、まるさんかくしかく展 2018：チーム未塵子展 、阪急梅田SOUQ物販、UNKNOWN ASIA / 2019：阪急梅田SOUQ物販 、初個展 OBJECTIVELY 、グループ展 ニゥ 、真夏のデザインフェスタ SUMMER SONICアートプロジェクト 、企画展サンガツオーバーフロウ 、手塚治虫生誕90周年記念展 / 2020：阪急梅田SOUQ物販、個展 EROSION/侵食、 グループ展 show case vol.15、グループ展 Graphic Art exhibition vol.2、グループ展 whereabouts:sep /　2021：大阪アンデパンダン展 / 2022:グループ展 parts、東京グループ展、Group_Show_202210、東京2人展 遊具 / 2023:CASO Lounge OPENING EVENT 2DAYS、アトリエ三月SHOW CASE "LINE"、台北個展 美寓藝術文旅